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4年ぶりのパースそして生産者訪問②【Jingilliオリーブ畑】

Jingilliエクストラバージンオイルの生まれ故郷へ

 Jingilliの生まれ故郷、Frankland Riverは遠い。WA(西オーストラリア)州都パースから南南東に380㎞。Freeway30号線を延々と走り続けます。

昼食後の到着を目指して朝8時前にホテル出発。途中までは見慣れた光景でジャラの森が続いています。そして羊や牛の放牧地…

時折二連結の大型トラックに遭遇する程度でガランとしたFreewayを110㎞でばく進。対面通行だから時々来る対向車が結構怖いです(^^;

 

 

 

日本の高速道路の様に一定距離でサービスエリアもありません。民家も見当たらない。こんなところで車の故障でも起きたら大変です(^^;

200㎞ほど走ったところでガソリンスタンド兼売店?の様なものを発見。トイレ休憩も兼ねて紅茶を一杯。なーにもないところにオアシスの気持ち(^^)v

 

 

 道路の向こうにはのんびりと牛が座っておりました。我家の奥様も紅茶休憩中💛 冬ですのでコート必携です。

休憩後、再び延々とFreewayをばく進します。景色は相変わらず牧草地かユーカリの森。

パースから移動する事4時間。分岐点コジョナップ(Kojonup)の町に到着。「やっぱり昼食食べたいよね」と話、

街に入って20mくらいのところに喫茶店(Country Kichenとある)の様な看板を発見し、入店しました。サンドイッチと紅茶を注文。

サンドイッチは英国式に中身を選べる方式。野菜+卵+トマト+ベーコン(これは私だけ)を食べました。

あまりにお腹が空いていたので、写真も撮るのを忘れて完食してしまいました(^^;

店内は日本と変わらず、多くの奥様方が集まってワイワイガヤガヤ。端っこには老夫婦が散歩がてらのティータイムでしょうかね。

コジョナップのカントリーキッチン

 

 ところで、この町の名前はKojonupと言うのですが、西オーストラリアを車で巡っていて沢山の町に「UP」という文字がついていました。

Manjimup, Nannup, Balingup等々。おそらく30%くらいの地方にある町にはUPがついている感じです。

現地で聞こうと思いつつ忘れてしまい、帰国後にWA州政府東京事務所に問合せしてみましたところ調べてくださいました。

「UP」は、アボリジニの言葉で「Place of…」と言う意味で、各地名が原住民アボリジニの呼び名をもとに付けられていることがルーツだそうです。

 

 腹ごしらえを終え、再び運転。畑の住所が厳密ではないでの、大体の当たりを付けたところまで行って目視で探す方法です。

コジョナップから森の中を走る道路(ここも制限速度110㎞です)を75㎞(50分)くらい。

 

 

 

 

 さてさて、長い道のりを運転してようやくJingilliの生まれ故郷についたのですが、外は物凄いシャワー。

とても車から降りられる状態ではなく…門も閉まっているし(^^;

仕方なく、中で待っているはずのブレンダーJeremyに電話したところ「道に迷ってない?今どこ?」と心配していた様子。ここまで、少し時間かかっちゃったからなぁ。

「ゲートの前なんだけど」と言うと、「そこから100mほど行ったところに左に曲がれるところがあるから、そこから工場の裏に回って。待ってるから」と。

指示通りに移動すると、巨体のJeremyが待っていましたヽ(^o^)丿

 

 

 少し経つとシャワーも通り過ぎ、青空が顔を見せました。「来週末から収穫するから、今はだれもいないんだ。オリーブの森の場所場所で育ち方が違うから、エリアを区切って収穫開始する」らしい。そりゃそうだよ。こんな広大な森を一度には無理です。この南の森はフラントイオとレッチーノを中心に105,000本。これ以上の拡張は難しいそうだけど、北の畑(ピクアルが中心)は、現在の15万本から将来的には20万本までには増やす予定だそうだ。 南の畑(Frankland River)の収穫は6月末から8月中旬まで。12日連続勤務して2日の休みとか。ある意味ブラックな勤務体制だけど、「この時期だけは、美味しいエクストラバージンオリーブオイルを作るために頑張るし、出来上がりが楽しい」と言うことだそうだ。

 彼の運転するランドクルーザーで森の一部を見て回った。雨でぬかるんでいるので、この手の車じゃなきゃ動きが取れない感じ。オリーブの緑に囲まれて工場に近い森を1/3ほどぐるりと1周。途中、野良カンガルーの一団(5匹くらい)に遭遇したけど、車の音に驚いて去って行ってしまいました。

 それにしても、広い!

 

 

 

 

 

 延々と続くオリーブの森! まさに絶景。遠くに別のオリーブ畑の丘が見えたけど、「あのむこうまで、うちの畑」と軽く言われました。

青い空にグリーンのオリーブ畑が映えた。

 「今年も良い出来だよ」とJeremyがポツリと。「特に北の畑は(Moor River)、2年前に最優秀賞を取った年以上かもしれない。こっち(南)も例年通り良いけどね」

「ヨーロッパじゃ今年も水不足で大変だって聞いたけど?」の私の質問に、「うちは雨水を貯水池にためて乾燥している季節はポンプで水をあげるからね。こうした施設や設備は毎年変わらぬ収穫には大切な投資さ。それに、果物と同じでそれぞれの木で言えば、隔年で獲れ高も違うしね」と。途中数か所貯水池を案内されたけど、日々の管理が大切であるのだと感じました。

 

 

 工場内の施設は、採油機材の整備中。沢山並んだオリーブオイルタンクも空っぽ。一部はこの工場でパーッケージに詰めるけど、多くはパース市内のパッケージ工場までタンクローリーで運搬して、瓶・カスクに抽出してラベルなど最終工程になるそうだ。

 宿泊先のAlbanyまでまだ130㎞ほどあるので、この辺で出発しないと夜になってしまう。夜は、カンガルーとの遭遇事故が多発するそうなので、名残惜しくも出発する事にしました。

地方のFreewayは街灯も無く真っ暗になるからカンガルーとぶつかるのは怖い。

 雨の上がったメインゲートの前で記念写真を撮って西オーストラリア最南端の町Albanyに出発!次回は、パースの北にあるMoor Riverの畑を訪れる事にしよう。

 

 

 そうそう、帰り際にJemeryが「金曜日にパースに戻るなら、その時にノッベロ(とれたてエクストラバージンオリーブオイル)を渡せるようにしておくよ」と言ってくれました。

帰国前日にパース事務所のSales Manager Reneにも再び会って、無事ノッベロを受け取りました。帰国後に早速頂きましたが、青々とした香りと口に広がる爽やかな辛さと苦みが心地よかったです。

Moor Riverの畑取れたてのノッベロ。

 

 まだ濁りがあって、黄緑色が美しい。最近やたらに「みどり」のオイルが出回っていますが、自然に取れたエクストラバージンオリーブオイルのノッベロはこんな感じです。

これも徐々に黄金色に変化していきます。

 

 

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