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西オーストラリアのはちみつ~養蜂家について

養蜂家について~ソーヤー家のはちみつ

 
 クラヤに西豪州から天然はちみつを供給してくれるところは、Sawyer’s Apiaries(ソーヤー養蜂所)です。Apiariesとは登録された養蜂業者の事です。パースから南に車で1時間ほど行った森の中で60年以上も家族経営をしています。そこから更に東に行くとKarragullenの森にあたり、そこは、ジャラハニーの収穫地でもあります。

ソーヤー家の養蜂歴史は古く、第二次大戦後に現店主Robの父親Stephanが小さな養蜂場を始めました。西豪州南部は森が深く、現在有名になったジャラも戦前は建築や家具に使われるティンバー需要しかありませんでした。

戦後の厳しい経済状況の中で、養蜂に活路を見出そうとしたそうです。

息子で現店主のRobは、10代から養蜂を手伝い、1974年に近くのムレスク農業専門大学卒業後父親の共同経営者となり、今では三代目Benとともに500を超える巣箱を管理しています。

西豪州南に広がる広大な森には、様々な種類のユーカリ種が毎年10月下旬から翌年2月末頃まで咲きます。

花の咲く森から森に巣箱の移動、はちみつの採取と、ほぼ半年に渡って森の中での生活が続き音信不通になる事もしばしば。

花の咲かない秋から冬にかけては、ミツバチの世話や分蜂のみならず、森の整備などで週の内2~3日は森を回っています。

 

ソーヤー家の作るはちみつは100%無添加無加工。しかも、シングルエステートだからトレーサビリティもはっきりしている。

 
 ソーヤー家では、一切の添加物の無い100%天然はちみつを製造しています。国立公園内での養蜂ですので、勿論農薬の使用もありません。以前店主Robに「オーガニック認定を取らないの?」と聞いたことがありましたが、「コストだけ高くなって、取得する意味がない。自然の中で長年やってきたものを他人から認証を受ける道理が無い」と言われてしまいました。

 製造するはちみつは、基本的に単一原料(花)であり、季節によってジャラ、レッドガム、カリ、ワンドゥ等のその年に取れるはちみつを市場に供給しています。レッドガム(マリー)とワンドゥは毎年取れますが、ジャラは2~4年毎、カリは7~10年毎の開花と言われています。ふわふわとしたユーカリ種の花は、雨で流れてしまう事も多く、天候にも左右される希少なはちみつです。

 

 ソーヤー家は、はちみつの「シングルエステート」です。ハチを育て、蜜を採取し、ろ過せずに瓶詰・出荷する。全ての工程を一家で実施しています。生産者の顔がみえて工程も分かる。全てのはちみつを収穫ロット番号で管理、トレーサビリティがはっきりした「天然はちみつ」をぜひ楽しんでください。

 

 

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