アンドロス島に雨が降りました～今年こそはエリカハニー

　ギリシャハニーの収穫地アンドロス島に待ちに待った雨が降りました。エリカハニー復活か！
今年は初夏にタイムの花が満開になりましたが、7月以降に襲った熱波とアテネ近隣の山火事によって、アンドロス島のタイムも全滅してしまいました。
　友人のヴァッシリスは、毎日水を麓から山の上まで運び大切に育てたミツバチを守り抜きました。その間、彼は運悪くコロナウィルスに侵されてしまいました。2度のワクチン接種を済ませていたので重症化せず、一週間で回復したそうですが、それでも気力・体力共に辛い時期を過ごしたようです。
　10月9日のメールでは、今週一杯島も雨が降り続く予報だそうです。このまま予報通り雨が降ってくれれば、11月にはエリカにも花の芽が出てくるであろうと期待しています。
　ギリシャは、元々雨の少ないところ。この時期に降ってくれないと大変困ります。
　アンドロス島のエリカハニーは、別名「クリームハニー」。褐色でこってりとしています。
しかし、結晶化したはちみつの口当たりと言うよりも、柔らかく口の中でとろけるような食感。香りは、甘さを感じるよりは、「香ばしい」と言う表現がぴったりです。
　昨年のエリカシーズンは、思ったよりも雨が少なく、収穫もとても人間が分けて頂くような状況ではなかったので、収穫中止。今年は、2年ぶりの新鮮なエリカハニーを頂きたいものです。
　収獲は12月～1月頃。大きな災害を乗り越えた島の贈り物が届けられると良いのですが。
エリカの花の開花や収穫に関する情報を適時アップしていきたいと思います。