2021年最後の流星群を観よう(ふたご座流星群)
夏の流星群は観られなかった~ペルセウス座・ふたご座とギリシャ神話
2021年も世界中で異常気象が起きました。ギリシャタイムハニーの産地アンドロス島は初夏に咲いた花が熱波で全滅、9月になっても雨も降らず。イタリア南部、トルコ、北アフリカでも猛暑と山火事で農作物は大打撃。フランスでは気象変化でワインのブドウがダメージを受けました。
さて、2021年の夏、絶好のペルセウス流星群観測は、季節外れの秋雨前線停滞によって叶わず。折角八ヶ岳まで出かけたのに~と言う思いが…。しかし、今年は「ふたご座流星群」と言う希望の星が残っております。時期は12月14日頃がピークで1時間に80個くらいの流れ星が観測できるとか。実に楽しみです。
ペルセウスと言えば、全知全能の神ゼウスとアルゴス王の娘ダナエ―の子です。半神であるペルセウスは英雄であり、怖い怖いメドゥーサを退治したり活躍しますが、苦労の多い一生であったとか。最後、アテネによってペルセウス座になったと言われています。ちなみに、ペルセウスの妻は、アンドロメダです。
ふたご座の神話は、もう少し複雑。ここでも、父親は全知全能の神ゼウス。ゼウスは、実に浮気性と言うか、美女を見ると見境が無いと言うか、人の妻でも手を出す。これで神様と言うのは違和感があるなぁ。正妻のヘラーも12神の一人だが、元々はゼウスの姉。ゼウスの話は、「好色一代男」の話のような神話である。
話は戻って、ふたご座。全知全能の神ゼウスは、スパルタの王デュンダレオーマの妻レダに一目ぼれ。何とか近づこうと白鳥に化身し鷲から逃れる様にレダの腕に舞い込みます。そこで生まれた卵から誕生したのが、双子のカストルとポルックス。この時のゼウスの姿を星座にしたのが白鳥座であるとか。説によるとポルックスはゼウスの子なので不死身、カストルはスパルタ王の子なので不死身ではない。この兄弟、仲は良いけど、ゼウス並みの行動家。婚約者のいる王女2人を略奪して妻にします。この辺の経緯を読むと、昔映画で観た「略奪された7人の花嫁」と言うミュージカルを思い出してしまう。この映画も明るく展開していくんですよね。何とも怖い話なのですが…
さて、王女を略奪した二人。今度は、別の双子の兄弟(イダスとリケラス)と一緒に牛泥棒をします。この分け前で揉めて戦いをし、カストルはイダスに殺されてしまいます。ボルックスは不死身ですので、生き残ります。兄弟愛豊かなポルックスは、父ゼウスに自分の不死の能力をカストルに分けて欲しいと言い、互いに一日おきに入れ替わる事になります。ここから仲の良いふたご座の誕生です。ふたご座誕生のいきさつよりも、この双子の兄弟(父は違うのだけど…)の誕生神話の方がどうしても有名で、彼のレオナルドダビンチもミケランジェロも「レダと白鳥(ゼウス)」を題材とした絵画を描いたようです。但し、内容が内容だけに、現物は破棄されてしまっているとか。確かに、いかに美しくとも、密通が題材では、家には飾りたくないかもしれませんね。
以前、神話の中での「はちみつ」の話をブログに書きました。養蜂を始めたアリスタイオスは、その誕生の時にはちみつにより「不老不死」を手に入れたと。ギリシャ神話を読んでいると「不老不死」「略奪」「闘い」「欲望」と時に人間の世界で(妄想の世界であると希望しますが)垣間見る一場面の様な気がしてしまいます。
流星群観測の話からギリシャ神話に飛んでしまいました。この冬は、満天を演出するふたご座流星群を観てみたいと思います。皆さんも是非。
あ、忘れていました。クラヤはギリシャ神話や流星群の話をするところではありません。はちみつとオリーブオイルをご案内する会社です。今年の夏はタイムハニーが全滅しました。秋の気配が聞こえ、盛りを越えたあたりでギリシャにも雨が降って欲しいものです。晩秋までに雨が降れば、濃厚なエリカハニーが採れるはずです。この冬こそ、本物の美味しいギリシャハニーをお届けする便りを出したいものです。
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