近年、世界中で異常気象が発生しています。

　今年は南ヨーロッパ・トルコ、北アフリカが熱波に襲われました。
クラヤで輸入しているギリシャ、西オーストラリアでもその被害は甚大です。

 

ギリシャでは

　折角6月に咲き始めたギリシャのタイムが全滅。収穫の無い年となってしまいました。
被害の甚大なエヴィア島はアテネの北東、アンドロス島の北西にあたります。
45度にもなる気温に加えて山の焼けた匂いが島まで来るそうです。
友人は毎日蜂の水分補給の為に山まで水を運んでいるそうです。安全第一に、そして早く災害が収まる事を祈っています。

 

オーストラリアでは

　オーストラリアも、このところ毎年の様に山火事が発生しています。
昨年の東海岸での大規模山火事は記憶に新しいです。
西オーストラリアの友人は、森林整備による計画的間引きが東側では行われなくなったことが大きな原因ではないかと言っていましたが…。
確かに計画的間引きをしている西オーストラリアの森林火災の状況は、若干軽微だそうです。
2019年4月にソーヤー家を訪れた時も家の近くにあるジャラの木が真っ黒になっていました。目と鼻の先まで火が来ていたそうです。

 

　異常気象は、農作物だけではなく、自然のありとあらゆるものを破壊し、数千年の歳月を費やして出来た森林を一瞬にして無にしてしまう恐ろしいものです。地球は永遠ではありません。私たちが大切に使わせて頂かなければなりませんね。

 

 

西オーストラリアのはちみつが入荷します。

 

新しい容器になりました。

　現地で新しい容器の選定やそれに合わせたラベルの作成等に時間がかかってしまいました。
容器はこれまでガラス瓶だったのですが、輸送の安全性を考えてポリエチレンテレフタレート（PET）に切り替えました。瓶の方が高級感はあるものの、輸送中（空輸）に破損する可能性があるし、PETは未開封ロックもついているので便利だそうです。可愛い黄色いキャップも結構気に入っています。

 

 

入荷するはちみつ

　今回入荷するのは、西オーストラリア固有種のジャラハニーとマリーハニー（レッドガム）、どちらもユーカリ系の花です。

 

 

 

ジャラハニー

　ジャラハニーは別名「ヒーリングハニー」とも言われ、高い抗菌活性力があります。そのちからは、マヌカハニーに勝るとも劣らないと最近注目されています。
一方で、開花は2～3年に一度、雨が降ると花が流れてしまうので、「希少なはちみつ」として高価で取引されています。
　今回入荷するのは2020年産です。例年になく非常に高い抗菌活性力（TA）が計測されました。実測値で59。表示値は35+が最高値ですので、ラベルは35+になっています。
　味は濃厚な黒糖のよう。まろやかな風味を持っており、口に入れると溶けるように柔らかいです。しっかりとした味ですので、チーズ（特にブルーチーズ）やヨーグルトとともに楽しめる一品です。

 

 

マリーハニー

　もう一つは、マリーハニー（レッドガム）。こちらは、アボリジニが「Medicine Tree」（薬の樹）と呼ぶレッドガムの花から採れたはちみつです。マリーハニーも2020年産、TA値が非常に高く、実測値55、表示値35+となっています。

　味は、ジャラよりもさっぱりした甘味。香りはフルーティです。トースト、アイスクリームに合います。

お値段はジャラハニーよりもお手ごろになっていますので、西オーストラリア産はちみつを試したことのない方は、こちらから始めてみても良いと思います。

 

 

健康への「あま～い」第一歩。ジャラとマリーで始めてみませんか？

 

　今回の2品は、どちらも果糖レベルが50％と高く（ジャラは通常45％くらいですが、マリーは一般のはちみつと同様にブドウ糖の方が高い）、もしかしたらマリーハニーも結晶化がしにくいかもしれません。

 

　近年、西オーストラリア産はちみつは「抗菌活性力」だけではなく、腸内細菌の調整にも力を発揮するという研究結果が出ているようです。

 

　健康への「あま～い」第一歩。ジャラとマリーで始めてみませんか？