ギリシャのはちみつ~古代から引き継がれるもの
ギリシャは地中海南東に位置し、日本からは直線で9,410㎞も西にあります。
日本人にとっては、アクロポリスを筆頭に古代ギリシャ遺跡、エーゲ海、美しい島々など、観光地のイメージが高いと思います。
ギリシャは、欧州歴史の始まりのようなところですが、都市国家としての歴史が古く、前300年代にマケドニアに征服されて以降、地中海を支配する巨大帝国の支配下にあり、統一国家としての独立は19世紀初期まで時間がかかります。それだけギリシャは欧州とアジア・中東を結ぶ重要な場所にあったと言う事でしょう。様々な国の支配下にありながら、ギリシャ文字はラテン文字の基礎になっているし、文化的にも歴史上でも大きな影響力を持っています。
はちみつも紀元前3,500年頃からあったとされ、養蜂に関する規制も紀元前600年までさかのぼると言われています。
ギリシャの養蜂は、欧州ではハンガリーに次ぐ2番目の規模です。約25,000もの養蜂家がいると言われています。採取される蜜の花は、香り豊かな薬草ハーブが多く、そのハーブの性質をギリシャハニーは取り込んでいます。科学的考察によれば、ギリシャハニーはポリフェノールやフェノール酸を多く含んでおり、これらは老化防止効果として知られる抗酸化物質と言われています。
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