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店主の独り言~はちみつで腸内フローラを健康に

プレバイオティクスとしてのはちみつ

タイムハニーコム

 

 最近注目されているプレバイオティクス効果のある食品。天然はちみつにも、その大きな可能性があると言う話。
 プレバイオティクス食品の摂取が腸内細菌叢(腸内フローラ)に働きかけ「健康な」腸を維持していくのにどう役立つかを研究することには、医療、食育の各方面から高い関心があるように思います。腸内細菌叢は、数えきれない細菌、古細菌、ウイルス、真菌で構成されていると言われていますが、まだ100%の解明は出来ていないのではないでしょうか。最近流行りの乳酸菌ですら、新しい発見がされるくらいですから、何兆とも推測される腸内菌は宇宙以上に広い世界なのかもしれないですね。

 

 腸内フローラと呼ばれる云われは、腸壁に咲く腸内菌の花畑の様なところからだそうです。プレバイオティクスは、胃の中で消化しない食品で、腸にまで到達し、腸内に存在するバクテリアが食物源として使用できるため、健康的なヒトマイクロバイオーム(ヒトの細菌叢=微生物叢)を維持するのに役立つと言われています。(Prebiotics=プレバイオティクス、腸内善玉菌の活動を活性化させる食品)
人の体とは、様々な菌と共存する事で活性化させているのですね。コロナウィルスも良い意味で共存できれば良いものの、なかなか希望通りにはいかないものです。

 

 オーストラリアのシドニー工科大学でも、腸内細菌や免疫向上における「はちみつ」の働きを長年研究しているとのニュースをクラヤの契約養蜂家Benから受けました。特に近年注目している腸内フローラに対するはちみつのプレバイオティクスとしての効能を研究し始めたという事でした。
 公開された論文をここで写すわけには参りませんが、腸内バランス(微生物叢)が人の健康に大きな影響を及ぼしており、健康な腸環境を整える事が健康な生活を送る事に重要ということであり、それに「はちみつ」の成分が大いに助けてくれるのだと。特にユーカリ系はちみつが良いと。(ユーカリ系が良いと言うのは、少しオーストラリア贔屓があるのかも?)

 

 個人的に考えるに、はちみつの成分の中で腸内まで到達するものは、麦芽糖とオリゴ糖、それに有機酸であるグルコン酸であると思います。ブドウ糖は摂取後すぐにエネルギーに代わってしまいますし、果糖も分解されると思います。グルコン酸は、はちみつのブドウ糖(グルコース)に酵素が反応して過酸化水素を発生する際に作られると聞いていますので、はちみつの抗菌効果を示すTA値が高い方が理屈上はグルコン酸が多いと言えるのではないでしょうか。もう一つの要因「麦芽糖」ですが、国内で見るはちみつに「麦芽糖」の表記はありません。ただし、色々調べてみると概ね2%くらいの麦芽糖が含まれているようです。

 

 クラヤが輸入しているユーカリ種ジャラハニーとマリーハニーのロット毎の検査票を見てみたところ、「麦芽糖」の項目がありました。ジャラハニーは3.8%、マリーハニーは3.2%。ジャラハニーは、一般のはちみつよりも、どうやら麦芽糖が多く含まれているようですね。マリーハニーも1.5倍くらいの麦芽糖含有のようです。(勿論収穫の年で違いはあるでしょう)
 TA値が高ければ、これに付随したグルコン酸も高くなると思われますので、この辺のところが、大学の研究で「ユーカリ系はちみつが腸内環境を整えるのに良いのではないか」と言っているところなのでしょうか。

 

 今回は、ちょっと違った角度から、はちみつの健康への役割を書いてみました。
美味しいジャラハニーを味わいながら、腸が喜んでいることを想像するのも楽しいです。
もちろん、食べすぎはいけません。腸内環境を整えるのと同時に、バランスの良い食事をする事も大切です。

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