豆、豆、豆。「豆を食べよう」を推進中！

　昔から「まごわやさしい」と言われる健康食のための頭文字。その最初に出てくるのが、「ま」＝「豆」ですね。豆腐の原料になる「大豆」、お赤飯に入っている「ササゲ」や「小豆」（最近お赤飯で販売されているのは、圧倒的にササゲであるとは思います（煮崩れがない）。お正月が近くなると、丹波の黒豆を筆頭に、たくさんの豆料理がスーパーでも見られます。また最近では、手軽にサラダに投入できる茹で豆のパックなども出ています。しかし、家庭で豆を調理する事は圧倒的に減っているのではないでしょうか？

豆は良質なたんぱく質だけでなく様々な栄養素を含むスーパーフード

　豆は、良質なたんぱく質を豊富に含んでおり、筋肉や血液の元となります。スポーツの後の筋肉痛予防でも絶大な力を発揮します。かく言う私も、土日週末テニスの後には必ず大豆プロテインを摂取しているおかげで3時間ほどプレーをしても筋肉痛にはなりません。傷ついた筋肉を速やかに補修してくれています。以前は真夏の土日にそれぞれ3時間もプレーすると、体重は2㎏くらい減ってしまいげっそり。豆には食物繊維やビタミンも含まれていますから、今では体調管理に植物性たんぱく質はなくてはならない存在になりました。
　只今我が家で主流を占めているのは、ひよこ豆と金時豆。どちらも栄養素の部分では大きく違わないようです。乾燥状態でのカロリーは100gで330kcalくらい（お米の半分くらいですね）、ビタミンB1、マグネシウムなどを含む良質なたんぱく質です。ひよこ豆は食物繊維を多く含んでいますので、腸の活性化にもよろしいのではないでしょうか。金時豆にはポリフェノールも含まれていますので、アンチエイジング効果が期待できるかもしれません。豆はまさにスーパーフードです。
　豆料理と聞くと、砂糖を入れて甘煮のイメージがあるかもしれませんが、我が家では基本的に「豆」自体を楽しむ様にしています。もちろん、ひよこ豆は中東料理で有名なフムス（オリーブオイルや調味料を加えてペースト状にした料理）にしても美味しい材料です。ちょっとしたお酒のお供に美味しいエクストラバージンオリーブオイルでディッピングとして使えますね。

茹でて冷凍、料理に加えてアクセントに

　「豆料理はめんどくさい」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、いたって簡単。まず、豆を水に浸して6時間～一晩寝かせる。寝る前につけておけば、翌朝調理出来ます。もしくは朝、水に浸して外出し帰ってから。茹で時間は好みの硬さになるまでですので、目安としては1時間前後でしょうか。茹で上がりを水切りすれば出来上がり。熱が冷めたらフリーザーバッグなどに入れて冷凍保存。ちなみに、乾燥豆を茹でると倍ぐらいに増えますので（100gが200gくらい）、冷凍庫の空きスペースを考えてから茹でてください。

　さて、この茹でた冷凍「豆」ですが、一番簡単なのは、サラダにそのままトッピング。冷凍のまま生野菜にのせれば、食卓に座るころには自然解凍されています。そこにエクストラバージンオリーブオイルをひと回し。美味しい塩をちょっとふって健康サラダの出来上がり。金時豆ですと、ワインカラーがサラダの彩りを良くします。ひよこ豆はホクホクとした食感がサラダにワンポイントアクセント。ひよこ豆の冷凍は、様々な料理に使えます。カレー、シチューやスープにたっぷりと入れるだけで美味しさを倍増。マッシュルームやエビなどの海産物と一緒に美味しいオリーブオイルでアヒージョに追加してもひよこ豆の食感が楽しませてくれます。もちろん、エクストラバージンオリーブオイルは、Jingilli（ジンギリ）EVOO。食材の味を活かす名脇役がお奨めです。
　ぜひ、「まごわやさしい」の「ま」から始めてください。